砂糖

今回は「人工甘味料やカロリーゼロ飲料の安全性」についてお届けいたします。

まず、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」と表記されている飲料、食品は人工甘味料が使用されています

たとえそれが「甘み」とは関係のなさそうな「発泡酒」「ビールテイスト飲料」でも使われているのです。

通常のビールの原材料を見ると「糖質」があります。
これを人工甘味料が肩代わりしているのです。
もちろんアルコールも糖質です。

糖質の甘みの代表的なものが砂糖です。

砂糖には、単純な「甘み」以外に「食品のしっとり感」「うまみを引き出してコクを作る」「美味しそうな色合い」など、さまざまな役割をもっています。

しかし、砂糖は自然の恵みの甘みですが、大量に取ると肥満の原因に。

そこで砂糖の甘み部分を肩代わりするものとして人工甘味料が使われているのです。

このほか、カロリーゼロといっても日本では100ml当たり5kcal未満なら、「カロリーゼロ」「無」「ノン」「レス」「フリー」と表示してもいいという基準があります。

また、100ml当たり糖類が0.5g未満なら「糖類ゼロ」と表示できます。

ちょっとした「抜け穴」ですが、これらは目くじらをたてるほどではないかと考えられます。

しかし、問題は人工甘味料の持つ「危険な副作用」なのです。

その中で最も重要な2つをご紹介します。

日本で使用が認められている人工甘味料はサッカリン、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK(カリウム)、ネオテームです。

どれも通常の砂糖の約200~700倍の甘みがあり、ごく微量の使用で十分な甘みを感じることができます。

そのなかで、サッカリンは過去に発がん性が疑われましたが、現在は否定されています。

また、催奇形性(奇形児を産む可能性)について論議されていたこともありました。

そこで調べたところ、独立行政法人 国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報によると、危険情報として

***引用***

<一般>
・ヒトでの安全性について信頼できる十分な情報が見当たらない。

<妊婦・授乳婦>
・安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため摂取を避ける

総合評価 妊娠中・授乳中は摂取を避ける。

***引用ここまで***

となっています。

私自身の考えとしては、カロリーゼロ、オフの商品については原材料表示を読み、サッカリンを使用しているものは避けることをおすすめします。

このほか、カロリーオフ系のソフトドリンクやスポーツ飲料には「カロリーがほとんどないから大丈夫だろうと」と思い込みやすく、思うままにどんどん飲んでしまう傾向が強くなってきます。

するとドリンク類に甘みがないと満足できなくなってくるのです。

甘くない水やお茶では物足りなくなり、甘い、あるいは甘酸っぱい味のついたソフトドリンクが欲しくなってきます。

中毒性があるとは言い切れませんが、「甘い」味への味覚が鈍化してしまいます。
より強い甘い味が欲しくなるのです。

脳は「甘い味」が体内に入ったために「エネルギー源が来た」と判断しますが、実際は人工甘味料であるためにエネルギー源になりません。

すると体内のホルモンバランスが崩れて逆に太りやすくなってしまいます。

色々問題がある人工甘味料ですが、量は微量ですし、食品添加物として認可されているので一定の安全性や急性毒性はチェックされています。

それでも、不信感がぬぐえないままであるのは、情報不足と問題点ばかりがクローズアップされて不安をあおるような記事が多いからではないかと推測しています。

ですが、現在のところ大きな健康被害事例は確認されていません。

ただし、「ゼロカロリー」「オフ」でもわずかながらカロリーが含まれています。

しかもドリンク類はペットボトル1本が500ml程度あるので1回あたりの使用量が多くなります。

気がつかないうちに人工甘味料をたくさんとっていた、という可能性が高くなります。

元来、人工甘味料は上手く使うと摂取カロリーを抑制でき、肥満予防に大きく役立ちます。

血糖値に問題のある糖尿病患者さんなど、食事療法が必要な場合に取り入れると、「おいしさは損なわずにしかも安定した血糖値を保つ事が出来る」という大きなメリットがあります。

病院の糖尿病食にも使用されており、カロリー(血糖値)コントロールをしやすくするための菓子類などにも使用され、制限の多い食事療法を長く続ける助けになっています。

このほか、「減塩商品」にもしようされ、少しの塩分でうまさを引き立てる役割も担っています。

人工甘味料は、「悪者ではないけれど、ドリンク類などで大量に飲む時、あるいは頻繁に飲む時はちょっと注意してみよう」というようなスタンスをおすすめします。